日曜の朝は『小さな村の物語 イタリア』♪

日曜の朝、以前は忙しく、そしていそいそと出かけていたものだけれど、最近は、まったりとすごくコトが多くなった。というより、ほとんどが、そう。

 

その日曜の朝のお楽しみが、BS日テレで放送している『小さな村の物語 イタリア』(10:00~)という番組。『小さな村の物語 イタリア』は、みんなが顔見知りというような、小さな村に住む人たちの日常を紹介する番組です。土曜の夜18時の放送もあるのだけれど、日曜日に見るのが私にとってはピッタリくる。なんだかこう、気持ちが安らぐんですよね。

 

旅番組とは違う。カテゴリーとしてはドキュメンタリーなんだろうけれど、ドキュメンタリーと言うほど大げさじゃない。その土地に住む人たちの暮らしや人生に、カメラを通じて自然に寄り添う感じなんだなあ。

 

三上博史さんの語りもやさしい。主題歌も素敵なんですよね。この番組のために作られたのかなって思っちゃうくらいピッタリ。『L’appuntamento』っていう曲らしいです。

 

番組のほとんどは、ジュゼッペとかマリーノとかそんな名前のおじいさんが、朝、畑に行って、、とか、幼馴染みの村人に会っておしゃべりをしたとか、昼は何を食べたとか、妻の今日のパスタはうまくできたとか、孫が来てどうしたとか、そんなエピソード。ときには失敗もするし、ケンカすることもある。これがなんとも、ほほえましい。

 

そんな中に、家族を築くまでの悲喜こもごものエピソードが語られることもあるし、失職中の人もいれば、愛する人との別れがあって、淋しさがじわじわ伝わってくることもある。戦争中のエピソードがさりげなく挿入することもある。

 

でもみんな、いろんなことを受け入れて、まっすぐに生きている。そう感じる。だからこそ、この番組を見ると、いつも「人間っていいなあ」って思う。こんなふうにありたいなと思う。

 

幸せってなんだろうなあ。大事なものってなんだろうなあ。ふうっと息を吐きながら、考える。だから、日曜の朝にピッタリの番組だと思う。