ラファエル・ナダルが今秋結婚へ! テニスのニュース

先日の全豪で惜しくも準優勝だったラファエル・ナダルが、ついに結婚へ、というニュースが入って来た。今年の秋(シーズンが終わる頃かな?)に入籍予定とのこと。

 

お相手のマリア・フランシスカさんは、幼馴染みで妹さんの友だちだし、なんせティーンエイジャーの頃からのつきあいだし、ファミリーボックスで応援する姿を見ても、もう家族扱いなんだろうなって感じだったから、結婚のニュース自体に驚きはないのですが。

 

ここ数年、ファミリーボックスで応援する機会も増えてたよね。妹さんがいないときにも来ていたし。今回の全豪もそうだったね。

 

ただ、マレーやジョコビッチが相次いで結婚したタイミングにも、ナダルはなびかなかったから、現役引退まで結婚という形には踏み切らないのかなって思ってた。

 

だから、なんで今年?っていう疑問はあるけれど。ジョコビッチフェデラーが子どもの話をするのを聞いて、ちょっと気持ちがなびいたのかな? まだ数年現役を続ける意欲がわいてきているから、それなら引退後にこだわらずに結婚しちゃおうかってことになったのかな?

 

フランチェスカさんは、黒髪と黒い瞳がとっても印象的で、いつも、ちょっと恥ずかしそうに微笑むところが好感持てた。素敵な彼女なので、きっとお似合いの夫婦になるでしょう。ナダルは、両親の離婚にかなりショックを受けた経験があるから、きっとフランチェスカさんとは末永く仲良くやっていこうって思ってるはずだよね。

 

そうそう、かわいいラファ二世が生まれたら、さらに現役を長く続けようっていうモチベーションになるかな? ファンとしては、そんな期待も。

 

ぜひ、良いシーズンをすごして、世界No.1になって入籍のタイミングを迎えてほしいな!

 

大河ドラマ『いだてん』 五りんと金栗四三はどう関係してくる?

さて、2019年の大河ドラマは『いだてん 東京オリムピック』。

宮藤官九郎さんの脚本ということで、伏線や小ネタを散りばめた作品になるだろうと、スタート前から話題になっていました。

 

そしてこれまで4話が放映された段階で、いちばん気になるのが、神木隆之介さんが演じる「五りん」という登場人物。単なる古今亭志ん生の弟子っていうだけの人物ではなさそうで。その関係性が、少しずつ明かされている感じですね。気になる~。

 

「五りん」はそもそも勝手に古今亭志ん生のところに押しかけてきて、無理やり弟子になっちゃった感じですが、第1話の説明では、お父さんはいないっていう設定だったような……。もしかして、志ん生がお父さんなんでしょうか? 

 

志ん生の奥さんが「おりん」で、他の女性との間にできた子どもが「五りん」??

いやいや、違うか。

 

でも、第4話で、五りんのお母さんが昔働いていたというお店から、金栗四三のあいだに関係があることはわかりました。五りんクンが、いきなり冷水を浴びて「ひゃ~っ」って言っていたのは、そっか、四三つながりなんですね。とはいえ、四三の子どもってわけじゃないだろうし……。お父さん、誰なんだろう?

 

これから徐々に真相が明らかになるであろう、五りんクンの秘密。楽しみです。

 

それにしても、やっぱり宮藤官九郎さんのドラマ。どの登場人物もみんなちゃんとストーリーや人物にからんできて、きっと「お見事!」っていうまとめ方になるんだろうなあ。

 

とにかく、登場する人物がそれぞれおもしろすぎ! みんな個性強すぎ! それぞれ深掘りしてほしくなる人物ばかり。

三島家の面々もおもしろい! 弥彦の母の和歌子さんや、女中のシマさんも、ワンポイントの登場なのに笑えるし。

天狗倶楽部は、笑えるほどむさ苦しいし。

嘉納治五郎さんを取り巻くおじさまたちも、みんなとぼけていて楽しい。

 

そうそう、金栗四三さんの熊本時代からの友だち、美川さん。いざとなるとちゃっかり友だちに罪を押しつけちゃうほど調子いい彼が、これからどうなっていくのかも楽しみ。

 

う~ん、楽しみっていう言葉ばかり並べちゃったな。でも本当に楽しみ。

わずか45分足らずのあいだに、明治と昭和をめまぐるしく何度も行ったり来たりするので、ついていくのは大変かもしれないけれど、その展開のドタバタ加減が、オリンピックをめぐるドタバタなエピソード集にピッタリなんじゃないだろうか。

 

ストックホルムから最初の東京オリンピックに至るまで、いろんな人たちが一生懸命ドタバタと苦労して、現代の私たちからみると滑稽なほどのドタバタを乗り越えて、今に至るってわけだよね。現代のオリンピックは、当時とは規模も違えば、大会の目的も少し違ってきちゃっている気がする。でも、たしかに、この大河ドラマの登場人物たちの情熱から始まった歴史なんだね。

 

2020年の東京オリンピックは招致におけるなんだかんだがニュースになっていて、ちょっと水を差した感じだけど、大河ドラマは純粋に登場人物たちの汗と涙を楽しみたいです。

 

 

全豪オープンテニス’19 決勝 ナダル×ジョコビッチ戦を振り返って

2019年の全豪オープンテニスは、男子はジョコビッチナダルに圧倒的な力を見せつけて優勝。まあ、日本では、大坂なおみ選手の初優勝の話題で大盛り上がりだけどね。

 

大坂なおみ選手の全豪初優勝、素晴らしかったね。特に、第3セットの喜怒哀楽を押し込めて集中しようとする表情には凄みを感じました。見ている方としては、第1、2セットのような、「カモ~ン!」とファイトを前面に出すプレーで優勝する瞬間を見たかった気もするけれど。とにかく、がんばりましたね! おめでとうございます。

 

で、男子。

ナダルファンとしては、ジョコビッチに負けてしまったのは悔しい。特に、準決勝の絶好調ぶりを見て、「もしかして、この調子ならジョコビッチにも……」と期待してしまっていただけに。

 

試合内容としては、スタートからジョコビッチに主導権を握られて、それをまったく奪うチャンスを与えられることなく、終了って感じ。本当に、勝てる気がしなかった。ジョコビッチ、あっぱれ、です。

 

でも考えてみれば、ナダルとしては昨年の全米以来の公式戦で、言ってみれば、ぶっつけ本番で全豪の大会に挑んだわけで。どこまでやれるか、ナダル本人もチームも手探りだったはず。それが思いがけず絶好調で、決勝まで進むことができた。若いチチパスには、大きな壁として立ちはだかってみせることもできた。これはもう、上出来でしょう。

 

ナダルも試合後のコメントとして、とてもポジティブな発言をしているようだし、決勝戦の表彰式でも、自分はまだまだ努力して、さらに強くなりたいっていうようなことを言っていたし。あのレベルでも、さらに貪欲に上をめざしたいって言えるナダルはすごいなあ。しかも、負けた直後に。それだけ、あの敗戦は、彼にとってマイナスなものではなくて、前向きに捉えられるものだったんだろうね。

 

ナダルにはまだまだがんばってほしい。本当は今回、2度目の全豪優勝を果たしてほしかったけれど、それは来年に持ち越しということで。

 

もちろん全仏では、ジョコビッチに、きっちり今回のお返しをしてほしい。けれど、ジョコビッチも全仏のダブルを全力で狙ってくるでしょうね。そういうときのジョコビッチはとてつもなく強いから、手強そう……。ジョコビッチだけでなく、ティームをはじめ、クレーに強い選手はたくさんいるし。そういえば、今年はフェデラーも全仏に参戦してくるようだし。

 

クレーコートシーズン、ナダルをたくさん見る機会があってうれしいんだけど、ハラハラドキドキも増える。でも、楽しみです。

 

村上春樹の『ラオスにいったい何があるというんですか?』読了メモ

村上春樹の紀行文集ラオスにいったい何があるというんですか?』を読了。

 

新幹線の中で読もうと駅の本屋で買った本。車中で読む本なら、旅のエッセイがいちばんぴったりくるかな、と手に取った。

 

久しぶりに手に取った村上春樹の旅モノ。思った以上に軽いノリで、思った以上にサクサク読み進んだ。

 

本書で紹介されているのは、ボストン、アイスランドオレゴン州メイン州ポートランドギリシャのミコノス島とスペッツェス島、ニューヨーク、フィンランドラオス、イタリアのトスカーナ、熊本。アイスランドラオスのように村上春樹氏が初めて訪れる旅もあれば、かつて住んでいたギリシャの島を再訪する旅もある。

 

特に、ギリシャでの暮らしを綴った『遠い太鼓』という本を読んでいたので、ミコノス島とスペッツェス島再訪の旅は、読者としても懐かしかった。

 

“かつて住んでいた地”っていうのは、もうそのワードだけで郷愁をそそる。私はミコノス島もスペッツェス島も行ったことがないし、実を言うと『遠い太鼓』に書かれていたエピソードもほとんど覚えていない。けれど、“かつて住んでいた地”を訪れる、っていうシチュエーションだけで、なんだかキュンとしてしまう。頭の別の部分で、自分がかつて暮らした場所をうっすら思い浮かべながら読んでしまうのかも。異国でもなく、ギリシャとは似ても似つかない場所だけど。

 

ところで、『ラオスにいったい何があるというんですか?』という本のタイトルだけど、これは、村上春樹さんがハノイを経由してラオスに行こうとしたときに、ヴェトナムの人から発せられた「どうしてまたラオスなんかに行くんですか?」という、たぶん素朴な疑問の言葉から。

 

その質問に対して、その〈何か〉を探すために行くのが、旅行というものではないかと村上氏は語っていて。そして章の終わりには、ラオスからの旅で持ち帰ったものは「ささやかな土産物のほかには、いくつかの光景の記憶だけ」であり、その風景が「ただの思い出として終わってしまう」としても、「そもそも、それが旅というものではないか。それが人生というものではないか。」とまとめてる。

 

そんな旅について語った言葉が印象に残った旅行記だった。

 

たぶん本書で村上春樹さんが薦めてくれたレストランに行くことはないだろうし、ボストンでジョギングすることもないと思うし、ニューヨークのジャズクラブに行くこともないと思う。でも、「旅先で何もかもがうまく行ったら、それは旅行じゃない」という村上氏の哲学(みたいなもの)に深く頷きつつ、こんな好奇心いっぱいの旅や滞在をしてみたいなあと、ひたすら強く思ったのでありました。

wowowドラマ『イノセント・デイズ』のラスト

妻夫木聡さん主演のドラマ『イノセント・デイズ』を見ました。wowowで全六話。

回を重ねるごとに自分の予想をはずれていって、さらにラストには愕然とさせられました。えっ、そうなるのか。って。

 

最終回を見終わったとき、心に残ったのは、なんとも言えない怖さ。なんだかすっきりしない怖さ。嫌な気持ちになるというのとは違うのだけれど、幸乃というヒロインの死への思いがあまりに辛くて、重くて、怖かった。

 

その一方で、すべての人に対しての「赦し」というか「救い」というか、そんなものも感じました。登場人物すべてが背負った罪や後悔や、心にある毒のようなもの、それらをこのドラマは赦そうとしている、そんなふうに感じました。それは、幸乃がそう思っていたに違いないと感じられるからなのかな。

 

役者さんたちがみんな素晴らしかった。

伏し目がちで、おどおどとしゃべる慎一(妻夫木くん)も、聖母のような無垢さと、生きることを諦めた冷たい表情の両方を見せる幸乃(竹内結子さん)も、その少女時代を演じた清原果那さんも。

 

そして、刑務官役の佐渡山瞳を演じた芳根京子さんも良かった。

実を言うと、朝ドラに出演していたときの芳根京子さんは、印象が薄かったんです。でも、このドラマの芳根さんはすごく印象に残りました。特に最終回の幸乃と向き合う場面。ストーリー的にもスリルがあったし、見ていて力が入りました。

 

原作とドラマではどう違っているのかな。原作本もちょっと読んでみたくなりました。

 

 

『黒井戸殺し』を見たぞ

4月14日に放映された『黒井戸殺し』の感想をメモしておこうっと。

大泉洋さんが良かった! あらためて、この人、上手いんだなあと思いました。

自然に笑わせることも泣かせることもできる役者さんですよね。

 

三谷幸喜さんの脚本ゆえ、おなじみの役者さんがぞろぞろ。『真田丸』出演者もたくさんいて、楽しかった。ストーリーに関係なく、遠藤憲一さんの姿をもう少し長く見せてほしかったなあ。

 

遠藤さん演じる黒井戸氏って、まじめにしゃべっていても、ギャグになりそうな雰囲気を醸し出していて(勝手に私がそう感じただけですが)、殺された後も「いやあ、冗談、冗談。びっくりしたあ?」とか言って生き返りそうな感じ。ナイフが刺さった背中を見るたびに、殺人現場なのにじわっと笑えたあ。

 

いい意味で、演じる役者さんを感じることができたってことかな。テレビドラマなのに、目の前で役者さんが演じる舞台を見ているみたいだった。

 

名探偵・勝呂武尊のキャラというか話し方が、どうしても鼻についてしまうのだけれど、まあそれこそがポワロをイメージさせる勝呂のキャラそのものなのだから仕方ないか。

 

日曜の朝は『小さな村の物語 イタリア』♪

日曜の朝、以前は忙しく、そしていそいそと出かけていたものだけれど、最近は、まったりとすごくコトが多くなった。というより、ほとんどが、そう。

 

その日曜の朝のお楽しみが、BS日テレで放送している『小さな村の物語 イタリア』(10:00~)という番組。『小さな村の物語 イタリア』は、みんなが顔見知りというような、小さな村に住む人たちの日常を紹介する番組です。土曜の夜18時の放送もあるのだけれど、日曜日に見るのが私にとってはピッタリくる。なんだかこう、気持ちが安らぐんですよね。

 

旅番組とは違う。カテゴリーとしてはドキュメンタリーなんだろうけれど、ドキュメンタリーと言うほど大げさじゃない。その土地に住む人たちの暮らしや人生に、カメラを通じて自然に寄り添う感じなんだなあ。

 

三上博史さんの語りもやさしい。主題歌も素敵なんですよね。この番組のために作られたのかなって思っちゃうくらいピッタリ。『L’appuntamento』っていう曲らしいです。

 

番組のほとんどは、ジュゼッペとかマリーノとかそんな名前のおじいさんが、朝、畑に行って、、とか、幼馴染みの村人に会っておしゃべりをしたとか、昼は何を食べたとか、妻の今日のパスタはうまくできたとか、孫が来てどうしたとか、そんなエピソード。ときには失敗もするし、ケンカすることもある。これがなんとも、ほほえましい。

 

そんな中に、家族を築くまでの悲喜こもごものエピソードが語られることもあるし、失職中の人もいれば、愛する人との別れがあって、淋しさがじわじわ伝わってくることもある。戦争中のエピソードがさりげなく挿入することもある。

 

でもみんな、いろんなことを受け入れて、まっすぐに生きている。そう感じる。だからこそ、この番組を見ると、いつも「人間っていいなあ」って思う。こんなふうにありたいなと思う。

 

幸せってなんだろうなあ。大事なものってなんだろうなあ。ふうっと息を吐きながら、考える。だから、日曜の朝にピッタリの番組だと思う。